2016年より配信が開始された、谷口崇制作アニメ「いっぽう日本昔ばなし」。
公式サイトに「地味で醜悪でどうでもいい物語が配信中!」と、逆に興味が引かれる紹介がされています。
「森の安藤さん」を始めとする、数多くのショートアニメーションを作ってきた谷口崇の傑作とまで言われている「いっぽう日本昔ばなし」。
谷口崇ファンの方には是非視聴していただきたい作品になっています。
本記事では、『いっぽう日本昔ばなし』のあらすじや概要についてはもちろん、作者谷口崇さんについても簡単にまとめています。
また、「無料で動画を視聴するにはどうすればいいのか?」という質問についても、記載させていただいていますので、気になっていた方は是非本記事を読みすすめてください。
目次
いっぽう日本昔ばなしとは?
「浦島太郎」や「かぐや姫」、「鶴の恩返し」などの日本昔話しは皆さん知っているでしょう。
長年愛されてきた日本昔話しのメインストーリーの裏に隠された、地味で醜悪なサイドストーリーを谷口崇の特有なタッチで表現したショートアニメーション。
それが、『いっぽう日本昔ばなし』です。
上記の説明だけでは、どんな内容か分かりづらいですよね。笑
例えば「かぐや姫」です。
メインストーリーのあらすじは下記の通り。
竹林の中で光る竹を見つけた翁(おきな)。
その竹を切ってみると珠のような美しく小さい女の子の姿。
女の子は3ヶ月ほどで美しく立派な女性に成長し、求婚者が続出する。
しかし、かぐや姫はその求婚者たちにありもしない宝物を持ってくるように要求。
誰も持ってこないまま、3年の月日が流れた8月。
かぐや姫は月を眺めて泣き崩れている。
15日後に月の者が迎えに来てしまうことを翁に伝え、かぐや姫は月に帰ってしまうのだった。
そして、『いっぽう日本昔ばなし』で描かれている「かぐや姫」の簡単なあらすじは以下の通りです。
月に帰ってしまったかぐや姫。
いっぽうその頃、かぐや姫に相手にされなかった求婚者たちは、「実はあんまり好きじゃなかった」と強がりを言っているのだった……。
このように、じんわりと滲むような笑いを楽しめるのが『いっぽう日本昔ばなし』です。
いっぽう日本昔ばなしの作者谷口崇をご紹介
アニメクリエーター谷口崇を知らないという方はいても、「森の安藤さん」を知っている方は多いのではないでしょうか。
『いっぽう日本昔ばなし』でもそうですが、谷口崇の特徴は以下の2点です。
- 絵が凄くリアル(クマなのに5本指など)
- 脚本、作画、声優までほとんど1人で完成させる
また、「森の安藤さん」では、以下の賞を受賞しています。
- 2006年:TBS DigiCon6+2 奨励賞
- 2007年:NHK デジタルスタジアム 中島信也セレクション
- 2007年:第5回 インディーズアニメフェスタノミネート
- 2007年:第19回 DoGA CGアニメコンテスト 外伝入選
- 2007年:NHK デジタルスタジアム 上半期・中谷セレクション
- 2007年:トロント日本短編映画祭2007 Festival Choice Award
- 2008年:ザグレブアニメ映画祭 ノミネート
自主制作のショートアニメーション1つで7つも受賞しています。笑
ちなみに、「森の安藤さん」は、個人サイトの「むっちり村」で無料視聴できます。
まだ、視聴したことがないという方は、是非チェックしてみてくださいね。
いっぽう日本昔ばなしの動画を無料で視聴する方法はあるの?
結論として、無料で『いっぽう日本昔ばなし』を視聴する方法はあります。
しかし、ずっと無料で視聴できるかと聞かれればNOです。
『いっぽう日本昔ばなし』を無料で観る方法。
それは、動画配信サービスサイトの初回登録サービスを利用するということです。
『いっぽう日本昔ばなし』が配信されている動画配信サービスは以下の5種類。
- U-NEXT
- dアニメストア
- dTV
- Video Market
- TSUTAYA TV
この5つの動画配信サービスについて、下記ではグラフにまとめています。
サービス | 月額 | 初回登録サービス | 追加料金 |
U-NEXT | 1,990円 | 31日間無料 | 有り(新作レンタル) |
dアニメストア | 400円 | 31日間無料 | 有り(新作レンタル) |
dTV | 500円 | 31日間無料 | 有り(新作レンタル) |
Video Market | 500円~ | 初月無料キャンペーン | 有り(レンタル) |
TSUTAYA TV | 2,417円 | 30日間無料 | 有り(新作レンタル) |
表からもわかる通り、無料期間の長さはどれも大差ありません。
しかし、これらのサービスには、配信本数や作品にそれぞれ特徴があり、料金が高いサービスは高いなりの理由があります。
解約も無料期間内であれば、一切違約金なども発生しないので、是非この機会に気になっていた動画配信サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
いっぽう日本昔ばなしの魅力とは?
『いっぽう日本昔ばなし』について、谷口崇さんはこのようにコメントを残しています。
それから20年経ち、ゲームの雑誌やバトルマンガしか読まなくなった間も昔話への思いは膨らみ、今回はその思いを全てぶつけさせてもらいました。
少し胸を打たれるコメントです。
「U-NEXT」では、登録していない方でも、その場で第1話:桃太郎が無料視聴することができます。
観ていただければわかりますが、本当に感動とは無縁の作品ですよ。笑
「じんわりとにじみ出る笑い」と「リアルな描写がされている絵」が個人的に非常に魅力的だと感じています。
いっぽう日本昔ばなしの各話のあらすじをご紹介
『いっぽう日本昔ばなし』全12話のあらすじを、下記ではご紹介していきます。
第1話:桃太郎
「第1話:桃太郎」のメインストーリーは以下の通りです。
山へ柴刈りに行ったおじいさんと、川へ洗濯に行ったおばあさん。
おばあさんは、洗濯中に川を流れる大きな桃を見つけ、自宅に持ち帰ることに。
おじいさんとおばあさんは大喜びで桃を割ってみると、中からは元気な男の子が登場するのだった。
子供のいなかったおじいさんとおばあさんは大喜び。
桃太郎と名付け、大事に育てるとすくすくと立派に育った桃太郎は、鬼退治に行くことになってしまう。
おばあさんが作ってくれたきびだんごを持って、鬼ヶ島へ向かう途中に、犬やキジ、猿がきびだんごをもらった代わりに仲間に加わる。
そして、お酒を飲んで酔っ払っている隙に奇襲を仕掛ける桃太郎達。
無事に鬼を倒すことに成功し、たくさんの宝物を持って村へと帰り幸せに暮らすのだった。
よく聞くおなじみの桃太郎の昔ばなしです。
しかし、「いっぽう日本昔ばなし」のあらすじは以下の通りです。
桃太郎を育てて鬼退治に行かせたおじいちゃんとおばあちゃん。
2人は桃を食べながら、お金の計算をはじめていく……。
相変わらず、声も作画も谷口崇さんで、個性が凄いです。
おじいさんが桃を舐めるタイミングにも是非注目してください。
第2話:浦島太郎
「第2話:浦島太郎」のメインストーリーは以下の通りです。
あるところに浦島太郎という優れた漁師がいた。
浦島太郎が釣りに海へ向かうと、そこには子供達にいじめられている大きなウミガメの姿が。
そこで彼は、ウミガメを助け海に逃してあげるのだった。
するとウミガメに、「助けていただいたお礼に竜宮城へ案内します。どうぞ背中にお乗りください」と言われ、竜宮城に連れて行ってもらうことに。
そこで浦島太郎は、美しい人魚や乙姫様に歓迎されて、毎日を楽しく過ごすのだった。
月日は流れ、もう地上に帰ることにした浦島太郎。
乙姫様はそれを聞き、「これは決して開けてはいけない箱です」と言いながら彼に箱を手渡す。
惜しまれながら浦島太郎が地上に戻ると、あたり一面の様子が変わっていた。
そんな中、浦島太郎は乙姫様のことを思い出し、開けてはいけない玉手箱を開けてしまう。
すると中から白い煙がモクモクと立ち込めて、たちまち浦島太郎は長く白いヒゲを生やしたおじいさんになってしまうのだった。
小さい頃から聞き覚えのあるおなじみの「浦島太郎」ですね。
しかし、「いっぽう日本昔ばなし」のあらすじは以下の通りです。
地上に戻り玉手箱を開けておじいちゃんになってしまった浦島太郎。
そのいっぽうで、浦島太郎に助けてもらったウミガメは……。
ちなみに、江戸時代に作られた「浦島太郎」の話の中には浦島太郎と乙姫様がベッドの中で交わり続けていたという話だったそうですよ。笑
第3話:かぐや姫
「第3話:かぐや姫」のメインストーリーは、以下の通りです。
おじいさんが竹を取りに山に向かうと、そこには金色に光る竹が。
驚きながらも竹を切って中を確認してみると、中から小さくて可愛らしい女の子が現れる。
神からの授かりものだと喜ぶおじいさんは、女の子を家に持ち帰りかぐや姫と名付け、大事に育てるのだった。
美しく育ったかぐや姫の噂は広がり、たちまち求婚に来る若い男達。
しかし、かぐや姫は全員に無理難題を言い結婚の申し出を断るのだった。
やがて15夜が近づくと、月を見てしくしくと泣き崩れているかぐや姫の姿が。
おじいさんとおばあさんがその理由を尋ねると、かぐや姫は月の者であること、もうすぐ月の者が迎えにくることを告げるのだった。
悲しくて泣いているかぐや姫に対して、おじいさんとおばあさんは家の周りを囲むように侍たちを集める。
しかし、月の使者がやってくると、萎縮してしまいなにもできずじまい。
そのまま、かぐや姫は月へと帰ってしまうのだった。
ここまでは、聞き覚えのある「かぐや姫」ですよね。
しかし、「いっぽう日本昔ばなし」のあらすじは以下の通りです。
かぐや姫が、天の羽衣を着て月へと帰っていってしまうのを、おじいさんとおばあさんは泣きながらいつまでも見送っていた。
いっぽうその頃、かぐや姫に求婚していた貴公子たちは強がり、「別に好きじゃなかったし」と……。
上記でもご紹介しましたが、本当にクソ貴公子ですね。笑
第4話:耳なし芳一
「第4話:耳なし芳一」のメインストーリーは以下の通りです。
ある寺に芳一という男がいた。その男は、昔から目が不自由だったが、びわの弾き語りの腕は師匠をしのぐほど。
そんな芳一が、真夏の夜更けにびわの稽古をしていると、「その音色が聞きたい」と申し出る人がやってくるのだった。
芳一がその人について行くと、大きな屋敷へと連れて行かれる。
屋敷につくと女性の声で「今日から三日間誰にも内緒で弾き語りを私に聞かせてほしい」とお願いされる。
芳一は、翌日和尚から昨晩何をしていたのか問われたが、約束した通り何も言わないのだった。
不審に思った和尚が夜更けに外出する芳一の後ろをついていくと、芳一がびわを引き始めたのはなんと安徳天皇の墓前だった。
それを見たことで、芳一が亡霊に取り憑かれてしまっていることに気づいた和尚。
芳一の身体全身に経文を書き、誰に話をかけられても絶対に声をだすなと言い聞かせる。
次の晩、再び亡霊が芳一を迎えにくるも、経文のおかげで彼の姿を見つけることができずにいた。
しかし、和尚は芳一の耳にだけ経文を書き忘れてしまったため、亡霊は芳一の両耳をもぎ取りそのままどこかに消えてしまうのだった。
ここまでが、小学校のときに習った「耳なし芳一」です。
『いっぽう日本昔はなし』のストーリーは以下の通り。
魔除けのために書いた経文だったが、両耳に書き忘れてしまったことで、芳一は亡霊から耳を引きちぎられてしまう。
いっぽうその頃、芳一の全身に経文を書いた和尚は、定食屋の中で……。
という話です。
個人的には、この話が1番面白かったです。笑
第5話:わらしべ長者
「第5話:わらしべ長者」のメインストーリーは以下の通りです。
あるところに、マジメで正直者だけど運に見放された男がいた。
マジメに働いても貧乏な男は、最後の手段として飲まず食わずで観音様にお願いするのだった。
あたり一面暗くなった頃、男の目の前に観音様が現れ、「お寺を出るときになにかをつかむので、それを持って西へ行きなさい」と言葉を残す。
男は不思議に思いながらも寺を出ようとしたその時。
なにかにつまずいた男は、その際にワラを掴むのだった。
ワラを握りしめた男は言われた通り西に向かうと、アブが飛んできたためワラに結んで再び歩きだす。
牛舎に乗った子供が、ワラに結ばれたアブが欲しいと駄々をこね始め、みかん3個と交換することに。
再び西に進んでいくと、見知らぬ娘が道端でのどが渇いたと苦しんでいたためみかんを手渡すと、娘の体調は回復。
その結果、絹の布をもらいことに。
さらに西へ進むと、道端に侍と倒れている馬と遭遇。
侍は急いでいるが、倒れている馬が邪魔だと言い放ち、男の持っている絹の衣と交換することに。
馬は翌日まで献身的に面倒を見ていたこともあり、無事に元気になったのだった。
そして、馬を連れて再び西へ進むと、屋敷の門からちょうど旅に出ようとしていた家主が登場。
馬を譲ってくれれば屋敷の裏の畑を預けようと言われたことから、彼はその屋敷に住むことに。
しかし、家主はいつまで経っても帰ってくることはなく、男は立派な屋敷と畑を持った大金持ちになったのだった。
ここまでが、私がよく聞く「わらしべ長者」です。
『いっぽう日本昔はなし』のストーリーは以下の通り。
男はわらしべ→みかん→反物→馬→ついには屋敷と交換して、裕福で幸せな暮らしを手に入れた。
そのいっぽうで、屋敷と馬を交換した長者は旅の道中屋敷→馬→?→?と交換してしまい……?
得するものがいれば、損するものもいるということですね。笑
第6話:鶴の恩返し
「第6話:鶴の恩返し」のメインストーリーは以下の通りです。
寒い冬の日、町にたきぎを売りにきたおじいさんは、道中に罠にかかった鶴を見つけ、助けてあげるのだった。
その日の夜、家の戸を叩く音が聞こえたおじいさんとおばあさんは、ゆっくりと戸を開けてみると美しい女性の姿が。
女性は「道に迷ってしまいました どうか家に泊めてはくれませんか」と頼み、おじいさんは快諾する。
来る日も来る日も大雪で外出もままなら状態だったが、家の掃除や料理をしてくれる女性に大喜び。
貧しいながらも幸せな日々を過ごしていると「決してのぞいてはいけません」と、女性は部屋に引きこもり、はた織りを始める。
そして、完成したはた織りをおじいさんが売りに行くと、とても高い値段で買ってくれたのだった。
しかし、その後もはた織りをしてくれる女性が、どのようにして作っているのか気になったおじいさん。
戸を静かにあけると、すでにやせ細った鶴が長いくちばしで自分の羽毛を抜いて織っていたのだった。
その晩、おじいさんが鶴にその旨を伝えるとゆっくりと話し始める。
「私はおじいさんに助けていただいた鶴です。ご恩をしたいと思い娘として住まわせていただいていましたが、正体を見られたのでさよならです」と言い残し空高く飛んでいってしまった。
おじいさんは、はた織りを売ったお金で最後まで幸せに暮らしましたとさ。
ここまでが聞き慣れた「鶴の恩返し」です。
『いっぽう日本昔はなし』のストーリーは以下の通り。
おじいさんに鶴の姿を見られてしまったショックで、おじいさんの元から飛び去った鶴。
その一方で、はた織りが出来るのを心待ちにしていたおばあさんは……。
少し不安になってしまうようなお話です。笑
第7話:カチカチ山
「第7話:カチカチ山」のメインストーリーは以下の通りです。
悪さばかりする狸が、おじいさんとおばあさんが大切にしていた畑を荒らしていた。
おじいさんは怒り、その狸を捕まえて切り株に縛り付け再び仕事にでかけるも、その間にたぬきはおばあさんを騙して縄をほどかせた後に、殴り殺してしまう。
おじいさんが悲しんでいると、以前おばあさんが助けたうさぎがやってきて、代わりにかたきをとってくれることに。
翌日たぬきがいつも通る道で、うさぎがワラを集めていると運ぶのを手伝ってやろうとたぬきは申し出るのだった。
その道中、うさぎは「カチカチ鳥がないている」と言い、たぬきの背中にあるワラに火を付けると、あっという間に燃え広がりたぬきは大やけどを負ってしまう。
翌日、仕返しにきたたぬきに対し、うさぎは魚とりに扮し自分は小さい木舟にのり、たぬきには大きな泥舟にのせることに成功。
徐々に崩れかける泥舟とたぬきは、二度と浮かんでくることはなかった。
ここまでが、本来の昔ばなしです。
『いっぽう日本昔はなし』のストーリーは以下の通り。
おばあさんのかたきを取るために、うさぎはたぬきのワラに火を放つのだった。
いっぽうその頃、うさぎの帰りを家で待っているおじいさんは……。
ただでさえ怖い話である「カチカチ山」。
短編とは言え見どころは十分です。
第8話:さるかに合戦
「第8話:さるかに合戦」のメインストーリーは以下の通りです。
あるところに柿の種を拾ったサルと、おにぎりを持っているカニがいた。
サルはおにぎりが欲しくなり、「この柿の種を植えれば毎年甘くて美味しい実がなるよ」と嘘をつき、カニのおにぎりをだまし取ってしまうのだった。
しかし、それから毎日愛情を注ぎながら育てた結果、柿の木はみるみる育ち実がなるほどに。
すると猿が現れ、美味しい柿を食べながら青くて固い柿をカニに投げつけて殺してしまうのだった。
カニの甲羅からは3匹の子供が出てきて、やがて大きくなりサルに復讐することを決心。
クリや蜂、牛の糞と臼と一緒にサルの家に向かい、力を合わせてサルを殺し復讐が成功したのだった。
これも、小学校の頃道徳で勉強した方も多いのではないでしょうか?
『いっぽう日本昔はなし』のストーリーは以下の通り。
カニ達は母親のかたきをうつために、クリや蜂、牛の糞と臼と一緒に、サルをこらしめるための会議を開く。
いっぽうその頃、その様子を見ていた牛は……。
第9話:おむすびころりん
「第9話:おむすびころりん」のメインストーリーは以下の通りです。
心のやさしいおじいさんが、おばあさんが作ってくれたおにぎりを休憩中に食べようと取り出すと、誤って1つ落としてしまう。
コロコロと転がるおにぎりは、そのまま深く暗い大きな穴の中に入ってしまうのだった。
すると、穴の中から「おむすびころりん嬉しいな」という歌声が聞こえてくる。
そこでおじいさんは、残りのおむすびも穴の中に入れてみると、再びうれしそうな声が。
思い切って穴の中に入ってみると、中には沢山のネズミの姿があり、おじいさんにお礼を言うのだった。
それを聞いたおじいさんは、それ以降毎日おにぎりを穴に落とすようになる。
すると、ある日ネズミが穴から出てきて、お礼として小判が大量に入った箱を差し出されるのだった。
おじいさんとおばあさんは、そのお金でいつまでも幸せに暮らしたのだった。
ここまでがメインストーリーです。
『いっぽう日本昔はなし』のストーリーは以下の通り。
おじいさんは、おむすびのお礼としてもらった箱をもって、ネズミたちに見送られながら帰っていった。
そのいっぽうで、穴に戻ったねずみは……。
アイドルオタクの部屋に巨大おにぎりが流れ込んだら…と想像しながら視聴していました。笑
第10話:笠地蔵
「第10話:笠地蔵」のメインストーリーは以下の通りです。
むかしあるところに、お金のないおじいさんとおばあさんが住んでいた。
もう少しでお正月の時期だというのに、このままではおもちすら買うことができない状況。
そんな中おじいさんは、自家製の笠を街に売りにでかけるのだった。
道中、地蔵峠の前を通ると雪をかぶった地蔵の姿があったため、雪を払ってから街に降りるも、結局何も売れずじまい。
その帰り道、再び地蔵には雪がかぶさっていたため、仕方なく売るはずだった笠を地蔵にかぶせてあげるのだった。
その夜、おじいさんたちが眠っていると、なにやらゴソゴソという物音が。
慌てて外へ出てみると、そこには米や野菜がたくさん置かれていて、遠くを観るとそこには笠をかぶった地蔵の姿があるのだった。
ここまでが、笠地蔵のメインストーリーです。
『いっぽう日本昔はなし』のストーリーは以下の通り。
おじいさんとおばあさんは、お地蔵さん達からの贈り物のおかげで、無事に新年を迎えることができるのだった。
いっぽうその頃、おじいさんの家まで来ていた地蔵さん達が元の場所に戻ってみると、頭を抱えている民家の人たちの姿が……。
第11話:金太郎
「第11話:金太郎」のメインストーリーは以下の通りです。
あしがら山に、金太郎という元気で力持ちの男の子がいた。
金太郎は、山に住むクマやサル、鹿達と遊んで暮らし、相撲でも負け知らずなほどの怪力だった。
ある日、クマの背中に乗って山道を進んいくと、谷のところに橋がなくて立ち止まっている動物達の姿が。
そこで金太郎は、木に体当たりをして木をへし折り、一本橋を作ってあげるのだった。
そんな優しく強い金太郎は、立派な若者となり学問や剣術を身に着けて優しくて強いお侍になるのだった。
ここまでが金太郎のメインストーリーです。
『いっぽう日本昔はなし』のストーリーは以下の通り。
金太郎と力の強いクマが相撲をとっている。
いっぽうその頃、それを見ていたサルやウサギ、リスはそれぞれ金太郎への感想を述べていく……。
第12話:一寸法師
「第12話:一寸法師」のメインストーリーは以下の通りです。
子供の出来なかった老夫婦が、神様にお参りすると、身長がわずか一寸足らずの小さいこどもを授かることができ、名前を一寸法師と名付け大切に育てるのだった。
何年経っても大きくならない一寸法師でしたが、彼は京へ出て武士になるだと言い出し、仕方なく両親は承諾。
お椀を船に、箸をオールに、刀の代わりに針を持って一寸法師は旅に出る。
ようやく京につき、立派な大臣に仕えることができた一寸法師だったが、大臣の娘は鬼にさらわれてしまう。
一寸法師は娘を取り返そうと鬼に立ち向かうが、飲み込まれてしまうのだった。
しかし、一寸法師はお腹の中から針で突き刺し続け、見事勝利を収める。
そして、鬼が落としていった打出の小槌をふったことで一寸法師は、背が高くなり、立派なお侍になるのだった。
ここまでが、よく聞く一寸法師のストーリーです。
『いっぽう日本昔はなし』のストーリーは以下の通り。
お腹の中から攻撃して鬼を倒した一寸法師は、打出の小槌で立派な青年になり、大臣の娘と結婚。
いっぽうその頃、一寸法師に腹の中から刺されまくった鬼は病院で診察を受けてみると、意外なことが判明するのだった……。
エンディング曲が妙に染みる回でした。笑
谷口崇ファンという方は是非チェックしてみてくださいね。